データ分析・活用の前に欠かせない準備

データを分析、活用するためには、前準備が不可欠と言われています。
ここでは、データ分析、データ活用を行う前に必要な準備について、主なものを3点ご紹介します。
POINT
- ・データ内の名称やコードの整備
- ・データ内の名称やコードの変換
- ・データの集約
データ内の名称やコードの整備
データ内の名称やコードの整備が必要です。表記ゆれの修正、名寄せとも言います。
データ内の表記が統一されていない場合、正しい集計ができません。英字とカナ、全角と半角といった小さな差も、データ量が増えるほど大きな差になります。
データが整備されているからこそ、その後の集計や分析といったデータの活用にも繋がるため、まずは、元のデータを整えることが必要です。
データ内の名称やコードの変換
データ内の名称やコードの変換が必要です。
複数のデータを使用する場合、データ間の名称やコードが異なることはよくあり、データ同士を統合できず、分析に活かせないというケースがあります。Excelの置換などで対応できることもありますが、種類が多ければ難しくなります。
その場合、異なる名称やコードを繋げるためのデータを作成することも解決方法の一つです。
名称と名称、あるいは、コードとコードを紐付けておくことで、データ間の連結も可能になるため、異なるデータ同士でもまとめて分析できるようになるでしょう。
データの集約
データの集約が必要です。
データの分析や比較検討を行うためには、多くの情報が必要となりますが、情報の入手元は一つとは限らず、分散しているケースがほとんどです。このデータ収集や収集したデータの整備に時間がかかり、分析を進める上での大きな負担になってしまうことがあります。
その場合は、データベースとしてまとめることも効果的です。
データベースを作成することで、その時に必要な切り口での分析が可能になります。
また、分析の途中でデータを追加することになっても、データベースを更新するだけなので運用も効率的になります。
多くの情報を集め、まとめておくことがデータ分析の幅を広げることになるでしょう。